デザインを語る4つの名言

Quoting Design: Ideas to Keep in Mind Image

一言にデザインといっても、色々なアプローチが存在します。エクスペリエンスデザイン、インタラクションデザイン、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、もしくはクライアントに向けたデザイン、または消費者に向けたデザインなど、デザインとの関わり方は多種多様です。しかし、デザインを手がける人であれば誰もが、効果的なユーザー体験を生み出したいと願っているのではないでしょうか。

そこで、relativ* が大切にしているデザインに関する4つの名言をご紹介します。

  1. 『シンプルさは究極の洗練である。』レオナルド・ダ・ヴィンチ
    これはデザインの鉄則とも言えるかもしれません。画家や彫刻家として知られるダヴィンチは、実は発明家やエンジニアとしての顔も持っていました。見た目の美しさにとどまらず、ユーザーのための機能美という概念も理解していたからこその言葉なのでしょう。
  2. 『ユーザーインターフェイスは冗談のようだ。あえて説明しなくてはいけないようなら、不出来だということ。』マーティン・ルブラン
    実際のプロジェクトでは、コンテンツ、機能性、カスタマージャーニー、KPIなど、膨大な情報や要素を考慮したデザインが求められます。その全てを盛り込んでデザインをする工程は、時に複雑に感じれます。しかし、完成品はあくまでもユーザーにとってわかりやすく、直感的に使えなければならないということを思い出させる言葉です。
  3. 『デザインは哲学のためではなく、人生のためにある。』イッセイ・ミヤケ
    この言葉は、ファッションデザイナーに限らず、すべてのデザインに通じています。私たちは「デザインとは、問題を解決するためのものである」と定義づけています。それは、商品、ブランド、キャンペーンそしてエクスペリエンス・デザインにも該当します。優れたデザインには意味があり、人生に寄り添います。
  4. 『人を無視したデザインを、人は無視する。』フランク・チメロ
    デザインが生活人生のためにあるのだとしたら、デザインは人々の生き方を反映しなければなりません。そのために、インサイトやリサーチは優れたデザインを可能にするための大切な材料です。人に求められるデザインには、消費者のライフスタイル、商品やプラットフォームとの関係性を理解し、どうすれば消費者の生活に役立つことができるのか、という視点が不可欠です。人から共感を得るデザインを作るには、まず、人を理解することが必要なのです。


エクスペリエンス・デザインとキャンペーン・デザインにおいて、消費者に効果的に伝えるべきこと:

  1. 消費者またはユーザーを理解しているということ
  2. 消費者またはユーザーに何を提供できるか
  3. 消費者またはユーザーに、おしつけがましくなく又違和感なく、役立つことができるか

このようなデザインとは、シンプルであり、本当に求められているニーズに応える必要があると言えるでしょう。


そうすることで、インパクトのあるカスタマーエクスペリエンスが生まれるのです。