BNPパリバ・カーディフは、フランスを本拠とする世界有数の金融グループBNPパリバ・グループの保険部門です。日本では2000年4月の設立以来、「カーディフ・ジャパン」として事業を展開しています。主に銀行をパートナーとして、金融機関の商品と組み合わせることで相乗効果のある保険商品を開発・提供しています。住宅ローンのための保険「団体信用生命保険」を主力商品としています。
※1:団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済途中で、お亡くなりになったり高度障害になった場合に、ご本人に代わって
生命保険会社が住宅ローンの残高を支払う保険です。
クライアントのチャレンジは、保険を契約したお 客様でさえも「BNPパリバ・カーディフ」について、ほとんど知る機会がなかったことです。団体信用 生命保険を契約するお客様は、銀行で住宅ローンと同時に申し込みから契約完了に至るため、カーディフとお客様がつながるタッチポイントが少ないという実情でした。
そのため情報提供時にお客様は、団体信用生命 保険への閉鎖的なイメージを感じてしまい、保険に加入しながらも安心を感じるには距離があり ました。それはカーディフが実施したユーザーインサイト調査、ユーザーリサーチの結果でも明らかでした。
The solution
保険の加入後に開設する、お客様用「マイページ」(契約後いつでも契約内容の確認やお知らせ等を見ることができるページ)を、お客様とカーディフをつなぐ直接の接点である重要なコミュニケーション・プラットフォームとして位置付け、コンセプトを”Open House”としました。
「マイページ」を「My Cardif マイカーディフ」 として開設しました。オープンでフレンドリーなトーンでお客様本位を追求するカーディフらしさを体現し、お客様とカーディフの心が通いあうようなページ構築を目指しました。具体的には、
・お客様に保険への開放的なイメージを与えるコンセプトの策定
・お客様にとって複雑な情報をわかりやすく表示するため、視覚的に捉えやすいイラストやアイコンで表現したアートディレクションの構築
・お客様に必要な情報を親しみやすく、明確かつ最大限に伝える情報設計とユーザーエクスペリエンスの設計
・お客様に必要な情報を親しみやすく、明確かつ最大限に伝える情報設計とユーザーエクスペリエンスの設計
これらに取り組んだことで、お客様とカーディフの距離を縮め、また情報提供時に与える閉鎖的な印象を解決することができました。
お客様用マイページ「My Cardif」をローンチ後、顧客アンケートの回答内容では、My Cardifのユーザビリティなどについて、「見やすい」や「わかりやすい」などのコメントも見受けられ、お客様満足度、ブランドロイヤリティの向上に貢献できました。